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世界で1つのそろばん自作! 創業110年「ダイイチ」子供が喜ぶカラフルな色使い&体験実施 (1/2ページ)

 「願いましては~」。懐かしいあの名調子を消さないために-。電子機器の発達と少子化で生産量が激減したそろばん。それを身近に感じてもらおうと、全国シェア7割を誇る兵庫県小野市で老舗製造業者がカラフルなそろばんを作れる体験施設を設け、人気を集めている。職人の技能継承の取り組みも進め、「読み書き、そろばん」と言われた伝統を後世に残すため奮闘中だ。

 「竹ひごは色の濃い方が手前。1つ1つ玉を通してね」。110年前から続く小野市の製造会社「ダイイチ」が、2012年に開設した施設「そろばんビレッジ」。

 同社会長の宮永英孝さん(68)が構造や組み立て方を教えると、子供たちが真剣に部品を見つめ手を動かす。軸にする竹ひごを木枠に差し込んでから赤、緑、黄と色とりどりの玉を通し、スムーズに動けば完成だ。

 浜松市西区の小学1年岡田春季さん(7)は世界で1つの自作そろばんを手に「楽しかった。おうちに帰っても遊ぶ」と喜んだ。施設には国内外から年約3000人が訪れる。

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