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【zak女の雄叫び】《zak女の雄叫び お題は「夏休み」》「樺太の歴史に触れ、伝える思い新たに」 (1/2ページ)

 今年の夏は初めて北海道へ旅行に行った。といっても、2泊3日で札幌と小樽をめぐる旅で、広大な大地の自然を感じるというよりは、美しい街並みや新鮮な海鮮丼、地ビールを楽しむのがメイン。のはずだったが、改めて先の大戦や今なお未解決の北方領土返還問題に思いを馳せることになった。

 明治の開拓時代の雰囲気を色濃く残す赤れんがが特徴的な北海道庁の旧本庁舎を見学したのがきっかけだ。

 「四島返還 ひとりの力が 大きな力に」

 北海道庁の正面玄関にはこんな横断幕が掲げられている。

 そのすぐ横にあるのが旧本庁舎だ。そこには北海道の開拓の歴史や北方領土について説明する資料館などが設けられている。中でも戦前の1941(昭和16)年には約40万人の日本人が暮らしていたという樺太(サハリン)の歴史を展示した樺太関係資料館では、多くのことを考えさせられた。

 樺太では、厳しい気候風土の中、多くの日本人が本土や北海道から移住し、生活していた。学校もでき、産業も発展。街も整備され、平穏な時代が続いたが、戦局の悪化で状況は一変した。旧ソ連軍による攻撃で多数の犠牲者が出たほか、住み慣れた土地を追われ、本土に引き上げた樺太出身者は戦後、生活するために苦難の連続だった。

 激動の歴史を物語る展示物一つ一つに胸が打たれた。