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【高須克弥 Yes!高須のこれはNo!だぜ】懸念される認知症患者の増加 昔は寿命や家族の形が違ったことを忘れちゃいけない (1/2ページ)

 高齢化が進む日本で懸念されているのが、認知症患者の増加だ。今年6月には政府が「予防」と「共生」に重点を置いた新大綱を発表した。「人生100年時代」といわれるくらいの長寿社会だから、認知症にかかってしまうと、そこから死ぬまでの生活が長いということになる。認知症対策の必要性が高まっているということだろうね。

 まあ、高齢になると時間の流れが早く感じるようになるから、当人にとっては長生きしたという実感は持ちにくいかもしれないけどね。ボクなんかも70歳を過ぎて、太陽が昇って沈むまで、やたらと早いと感じるようになったもの。1年がたつのもあっという間だよ。

 そもそも高齢者が増えることで認知症リスクが高まるのは自然なことだ。人間誰でも、年を取れば老化でいろんなところの機能が低下していくようにつくられているんだからね。脳の認知機能だって例外じゃない。

 では、認知症に対する理解が広まっているのかというと、ちょっと疑問なんだよね。今の日本は認知症患者が生きやすい環境になっているだろうか。共生社会を実現するためには、若い世代も含めて理解がもっと得られないとダメだろうね。

 昔からよく使われる言葉で、「ボケ老人」というのがある。今だったら認知症だと診断される人も、この中に含まれていただろう。

 ただ、ボケの大半は老衰によるもので、認知症とはちょっと違うんだ。若年性アルツハイマーということばがあるように、高齢じゃない人でもかかる可能性がある病気が認知症なんだよね。

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