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サムスン最大危機で韓国経済沈没!? 経営トップ実刑の恐れ… トランプ氏「問題はサムスンだ」 識者「サムスンがコケたら韓国経済もコケるといわれるが、現実に」 (2/3ページ)

 サムスンをめぐっては、「韓国リスク」を意識した動きが出始めた。米アップルは「iPhone(アイフォーン)」の画面に使う有機ELパネルについて、新たに中国製品の採用を検討していると報じられた。

 iPhoneの上位機種に使われている有機ELパネルは現在、サムスンなど韓国メーカーが供給しているとみられる。

 中国のニュースサイト「新浪網」などによると、アップルは中国の液晶パネル大手の京東方科技集団(BOE)を新たにサプライチェーン(部品の調達・供給網)に加えることを検討しており、次世代のiPhoneに採用する見込みだという。実現すれば、韓国勢の牙城が崩れることになる。

 日本政府による輸出管理強化の影響で、サムスンなど韓国メーカーからパネル供給が滞るリスクを減らすのが理由だとしている。

 実際には日本政府は「フッ化水素」など半導体素材3品目に関し、安全保障上の理由から韓国向け輸出管理を強化したが、「禁輸」や「規制」はしていない。申請を受けて輸出を許可する事例も確認されている。

 中韓経済に詳しい元週刊東洋経済編集長の勝又壽良氏は、中国メーカーからの部品採用の動きについて「政治的な意味もあるのではないか。アップルとしては生産拠点を中国からインドなどに移すとみられているが、巨大な市場である中国との関係を悪くはしたくないという考えもあるだろう」と解説する。

 背景にあるのは米中貿易戦争だ。トランプ政権はスマートフォンやパソコンなど特定の製品についても12月15日から制裁関税の対象とする見通しだ。アップルとしては、割安とされるBOEのパネルを調達することで、関税の影響を和らげたい思惑もありそうだ。

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