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香港デモ、雨傘運動の「女神」一時拘束! 警察当局の狙いは…若者らの反発を誘導→まとめて“鎮圧”か (1/2ページ)

 「自由」「人権の尊重」「法の支配」を守ろうとする抗議デモが続く香港が、風雲急を告げている。2014年の民主化デモ「雨傘運動」で「学民の女神」と呼ばれた周庭氏(アグネス・チョウ)氏(22)らが30日朝、香港警察に一時拘束される事態が起きたのだ。31日に民主派団体が予定した大規模デモは警察当局に認められず、中止になったが、先鋭化した若者らが反発し、抗議活動に出る可能性もあり、予断を許さない。

 「香港人は脅しには屈しない。香港の民主主義のために闘い続ける」

 周氏は30日夕、起訴後に保釈された際、記者団にこう語った。今後も、中国本土への容疑者引き渡しを可能にする「逃亡犯条例」改正案の撤回を求め、抗議を続ける意思を明らかにした。

 拘束理由は、デモ隊が6月21日に警察本部を包囲した際、無許可の集会への参加を呼びかけ、扇動したというもの。香港・中国当局側が、キーマンである周氏らを狙い撃ちしたのは確実だ。

 周氏は同改正案への反対デモが始まった6月に緊急来日し、流暢(りゅうちょう)な日本語でデモへの支持を訴えた。

 元警視庁通訳捜査官で、中国・香港事情に詳しい作家の坂東忠信氏は「香港・中国当局は、大規模デモの中止決定で、あえて若者らの反発をあおり、暴発させるのが狙いかもしれない」といい、続けた。

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