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【永田町・霞が関インサイド】トランプ氏の「握手」で分かる満足度 日米貿易協議はウィンウィンの原則合意 (1/2ページ)

 安倍晋三首相は8月25日、G7(先進7カ国)首脳会議が開催されたフランス南西部ビアリッツで、ドナルド・トランプ米大統領と会談した。トランプ氏は上機嫌だった。それは安倍首相との握手からも見て取れた。

 トランプ氏は実に分かりやすい人物である。ボディーランゲージ(所作)に現れるのだ。トランプ氏の握手の仕方は多様であり、おおむね7つのパターンがある。

 ビアリッツで示した握手は、「シェイク&カバー」と呼ばれるもので、握手しながら左手で相手の右手甲を包みこむ。私はあなたより強いとのメッセージが込められている。

 トランプ氏が安倍首相より強いかどうかはおくとして、日米貿易協議の原則合意がトランプ氏を満足させるものだった。

 G7直前にワシントンで行われた、茂木敏充経済再生担当相と、ロバート・ライトハイザー米通商代表部(USTR)代表が丸2日間に及んだタフな日米閣僚級協議に負うものだ。

 この厳しい通商・貿易交渉が、日米ウィンウィンをもたらしたことは、トランプ氏が共同記者会見で「日本と交渉を重ね、原則で合意に達した」と語ったことからもうかがえる。

 すなわち、日本は米国が検討する日本製自動車および部品への追加関税の対象から事実上、除外される確約を得たこと。さらに、対米輸出車の「数量制限」を回避できる感触を得たことである。

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