記事詳細

かんぽ被害者が激白!デジタルペン悪用の仰天手口 ほぼ詐欺…別の用紙に書いた署名を無断で電子化→保険契約書に転記し契約 (1/2ページ)

 日本郵政グループのかんぽ生命保険で、過剰なノルマなどを背景にした不適切な保険商品の販売が横行していたことが明らかになっている。家族が被害を受けた男性の証言によると、デジタルペンというハイテク機器を悪用して、別の用紙に書いた署名を無断で電子化して、保険契約書に転記する手口が使われていたというから恐ろしい。

 「いつの間にか身に覚えのない保険に契約させられていた。ほとんど詐欺まがいの営業だった」と山形市内に住む男性は憤る。

 「相続のアドバイスをしたい」などと郵便局員が男性の妻と義母の元を訪れたのは昨年10月のことだった。言葉通り相続に関する説明を受けた妻らは、郵便局員から「営業ノルマで、説明を行ったことを報告する必要があり、署名に協力してほしい」とサインを求められたという。「これは契約用紙ではありません」と書かれた書類を渡された妻らは、言われるがままにペンを渡され、住所と名前を記入したが、それが落とし穴だった。男性はこう続ける。

 「郵便局員の訪問から数日後、義母がゆうちょ銀行の口座に記帳したところ、身に覚えのない85万円が振り込まれていた。不審に思い調べてみると、身に覚えのない生命保険に契約していることになっていた」

 保険は妻が死亡した際に、実の母である義母が保険金を受け取るというもの。保険料の総額は10年間で約860万円で、振り込まれていたのは契約者に対する貸し付けだった。

 「保険証書など重要書類は、郵便局員が訪問した際に置いていったチラシに挟まれていた。もちろん当日に説明は何もなかったようだ」と男性は続ける。

 驚きは続く。男性らが郵便局を訪れ説明を求めたところ、問題の契約内容を表示したパソコンの画面上に、報告のためとして記入した妻らのサインが転記されていた。

関連ニュース