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EU離脱でジョンソン首相“崖っぷち” 英・主要野党「総選挙拒否」で合意

 欧州連合(EU)離脱問題を巡り、英国の主要野党は6日、離脱期日となっている10月末の「合意なき離脱」が確実に回避される状況となるまで、ジョンソン首相が提案する10月15日の前倒し総選挙に同意しないことで一致した。BBC放送などが伝えた。

 離脱強硬派のジョンソン氏が選択肢とする「合意なし」を封じるための新法が近く成立する見込みで、起死回生を狙う総選挙実施もめどが立たず、ジョンソン氏は崖っぷちに追い込まれた。英国で総選挙前倒しは下院の3分の2以上の賛成が必要だが、与党陣営は過半数に達していない。

 ジョンソン氏は、離脱条件についてEUとの合意の有無に関係なく10月末に離脱すると訴えるが、合意のめどは立っていない。

 ジョンソン氏は上下両院で6日までに可決された離脱延期法が9日にも成立するのを受け、下院で4日に否決された総選挙実施動議を9日に再提案する構え。ただ、野党の支持が得られない現状では確実に否決されることになる。(共同)

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