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「分別ある行動を取れ」金正恩氏が文在寅政権に警告した理由 (1/2ページ)

 北朝鮮国営の朝鮮中央通信は6日、韓国軍のF35Aステルス戦闘機導入を非難する論評を掲載した。

■「最弱」競う南北

 論評はまず、韓国軍のF35A戦闘機導入の状況について「8月21日、2機のステルス戦闘機を忠清北道の清州空軍基地にまた引き入れて現在、6機を搬入した状態にある。今後も、戦闘機の導入を中断することなく行って今年中に10余機を、2021年まで40機を確保するとけん伝している」と言及。続けて、次のように指摘した。

 「看過できないのは、このように引き入れた最新戦争装備が有事の際、平壌をはじめ主要対象を不意に精密打撃し、われわれを『無力化』するための最も効果的な手段に利用されるとはばかることなく言い散らしていることである」

 北朝鮮が最も警戒しているのは、武力衝突の初期段階でに金正恩党委員長ら指導部をピンポイントで狙う、米韓連合の「斬首作戦」だ。F35Aはまず間違いなく、同作戦を担う主要な兵器となる。米軍は今後、現在韓国に配備されているF16戦闘機60機をF35Aに交替させる方針と言われ、北朝鮮は相当な緊張感を持っているのかもしれない。

 現在の韓国は北朝鮮との対話に積極的な文在寅政権下にあり、F35Aの導入状況に神経質になる必要はないではないか、と考える向きもあるかもしれない。しかし、北朝鮮は同政権に対して、相当な不信感を持っている。

 (参考記事:「何故あんなことを言うのか」文在寅発言に米高官が不快感

デイリーNKジャパン

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