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外貨不足の北朝鮮、子どもたちを「アヘン栽培」に強制動員 (1/2ページ)

 国際社会の制裁により外貨不足に陥っていることが伝えられる北朝鮮。ありとあらゆる策を講じてはいるようだが、結局は手っ取り早い「クスリ」に手を出したようだ。

 平安南道(ピョンアンナムド)のデイリーNK情報筋によると、道内の高級中学1~2年生(14~15歳)の生徒の大半が、両江道(リャンガンド)、咸鏡道(ハムギョンド)の大規模なアヘン農場に動員されたと伝えた。彼らは、農場で朝鮮労働党と教師の指示に従ってアヘンのエキスを取ったり、アヘンの花を乾燥させて粉末にしたりする作業に従事させられている。

 アヘンの原料であるケシは毎年6~7月に花が咲く。花が散った後になる実(ケシ坊主)が完全に熟す前の8月に、実に傷をつけると乳液状の物質が出てくる。それをかき集めた上で、60度以下の温度で加熱加工すると、ベトベトした茶色の塊となるが、これを「生アヘン」と呼ぶ。つまり、生徒たちはこのような「ヘラ掻き」の作業をやらされているというわけだ。

 北朝鮮は1980年代から金正日総書記の指示で「白桔梗(ペクトラジ)事業」と称し、咸鏡道、両江道、慈江道(チャガンド)などの北部山間地域に大規模なアヘン農場を作り、アヘンを栽培していた。

 (参考記事:金正日氏「麻薬で外貨を稼げ!」…コードネームは「白桔梗」

 農民たちは貧しさから逃れるため、国から言われるがままに、アヘン栽培に手を出したが、その見返りとして約束されたはずの食料配給は届かず、多くの農民が餓死した。

 (参考記事:「アヘンで儲かる」に騙された北朝鮮農民を救った党書紀のおじさん

 その後、アヘン栽培は廃止されたが、昨今の制裁による外貨不足を受け、再開されたものと思われる。

 (参考記事:一家全員、女子中学校までが…北朝鮮の薬物汚染「町内会の前にキメる主婦」

デイリーNKジャパン

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