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【警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識】世界一高い山はエベレストではない!? 「地球の中心からの距離」でいえば… (1/2ページ)

 世界一高い山はエベレストだと思っている人がほとんどだろう。

 エベレストはネパールと中国との国境にあり、標高は8848メートル。たしかに、地図上の「標高」は世界一だ。1953年に初登頂されて以来、多くの登山者が登頂を目指していて、近年は、狭い道で行きかえなくてラッシュになるほどだ。

 だが、「地球の中心からの距離」でいえば、じつはエベレストよりも高い山がある。南米にあるチンボラソ火山だ。アンデス山脈の高山のひとつで、エクアドルの最高峰で国旗にも描かれている。「青い雪」を意味する。聞いたことがない名前かもしれない。

 地図上の標高は6268メートルだが、地球の中心からの距離は6384・4キロ、エベレストが6382・3キロだから、チンボラソの方が約2100メートルも高い。

 これは緯度のせいだ。エベレストの緯度は北緯28度、チンボラソは赤道直下にあって緯度は南緯1度である。

 地球は丸いと思われているが、じつはカボチャ型で、遠心力で赤道付近が出っ張っている。

 地震や火山活動を起こすプレートは地球全体をおおっている。その厚さは場所によるが30~150キロほどだ。プレートは地球でいちばん硬いところで、その中はずっと柔らかい。地震も火山活動も、このプレートの硬さが起こしている。

 地球は1日に1回転している。遅いようだが、赤道付近で時速1700キロ。ジェット機よりもずっと速い。この回転による遠心力で地球がカボチャ型に出っ張っているのである。

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