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【長谷川幸洋「ニュースの核心」】進次郎氏“菅政権”で中核メンバーに!? 「入閣」演出した菅氏の思惑は… (1/2ページ)

 第4次安倍晋三再改造内閣が発足した。政権の骨格は変えなかったが、小泉進次郎氏をはじめ13人もの初入閣組を起用したのは、「ポスト安倍」もにらんで、斬新さをアピールする狙いがあったのではないか。

 目玉はもちろん進次郎氏である。安倍首相は当初、政権に距離を置いていた進次郎氏の起用を避けるのではないか、とみられていたが、最終的には環境相で抜擢(ばってき)した。

 進次郎氏初入閣のサプライズを舞台裏で演出したのは、菅義偉官房長官である。誰もが知るとおり、進次郎氏が、フリーアナウンサーの滝川クリステルさんとの婚約を政界で真っ先に報告したのは、菅氏だった。2人で首相官邸に出かけ、そのまま官邸ロビーで即席会見した。

 菅氏はその際、進次郎氏に「総理もいるから、会っていったら」と声をかけ、安倍首相との面会が実現した。これは、かねて進次郎氏と、安倍首相の溝を埋めるのに心を砕いていた菅氏ならではの「配慮が為せる技」だった。

 進次郎氏は昨年の自民党総裁選で石破茂元幹事長を支持し、選挙戦では「国民の間に政権への飽きが出ている」と語っていた。政策論議ならともかく、こう言われたら、安倍首相がカチンとくるのも当然だ。

 だが、菅氏は進次郎氏を評価していた。選挙区が同じ神奈川県というだけでなく、私の取材にも「進次郎氏は独特の政策観がある」と語っていた。本人は否定しているが、いまや菅氏は「『ポスト安倍』候補の一番手」である。菅氏とすれば、将来をにらんで「進次郎カード」を大事にしたい思惑もあるだろう。

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