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【東日本大震災から8年半 忘れない、立ち止まらない】災害は、いつどこででも起こり得る 「次に来る災害」想定し、実践的訓練が必要 (1/2ページ)

 台風15号が関東を直撃し、千葉などで大きな被害が出ている現在、何度目になったか知れない「災害は、いつどこででも起こり得る」という思いを新たにする。被害の渦中にある皆さまには心からお見舞い申し上げるとともに、少しでも早い復旧を願っています。

 そんな台風シーズン真っただ中の先月下旬、岩手県陸前高田市で初となる「災害応急対策訓練」が行われた。市職員が被災者や避難住民への対応、必要物資の手配や協定を結ぶ自治体への応援要請など、災害発生後72時間以内に行うべき業務と行動手順を確認するためのものである。

 住民による避難訓練など、定期的な訓練はどうしても「型通り」になりがちだ。だが、戸羽太市長の肝いりで実施された今回の自治体用訓練は違った。今まさに目の前で災害が起きているかのような緊迫感が漂い、こちらが気押されるほどだった。

 折しも、訓練前夜に土砂災害警戒情報が発表され、同市は真夜中から対策本部を設置していた。警戒は朝方に解除されたが、職員が事前に「災害はいつ起こるか分からない」体験をしていたことも、訓練に臨場感をもたらしたのかもしれない。

 訓練の最中はおのずと震災当時の記憶がよみがえり、心臓がずっと嫌な鼓動を打っていたが、「これから先、この光景が現実になる日は必ずまた来るのだ」と覚悟を改めさせられた。

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