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【ケント・ギルバート ニッポンの新常識】止まらない香港デモ 「世界の目」恐れ中国窮地…日本の姿勢次第で習近平主席は“裸の王様”に (2/2ページ)

 ただ、共産独裁国家が民主化を認めるとは思えない。南シナ海を「自国の海」だと強弁して軍事基地化し続けるような国が何を言っても、信じる者は誰もいない。

 数万人の香港市民が8日、米議会に対し、香港の自治を守る「香港人権・民主主義法案」の早期可決を求めて、米総領事館付近をデモ行進したという。中国に厳しく対峙(たいじ)してきたドナルド・トランプ政権にも期待しているのだろう。

 トランプ大統領は現時点でトーンを抑えているが、米国のテレビ局は連日、香港のニュースを大きく報じている。「第2の天安門事件」を許してはならないという危機感があるのは当然だ。

 本来、中国ほどの独裁国家なら、香港の混乱を収束させることは難しくない。ただ、米国との貿易戦争に加えて、世界から武力弾圧には厳しい目が向けられている。習氏は国内では「強い指導力」をアピールしなければならず、追い込まれている状態といえる。

 米国だけでなく、日本も民主主義国家として、ぜひ明確な姿勢を示してほしい。「万が一、第2の天安門事件が起きれば、(来春とされる)習氏の国賓招待は難しい」ぐらいのメッセージを送ってはどうか。習氏が“裸の王様”になる日は、もう目の前だろう。

 ■ケント・ギルバート 米カリフォルニア州弁護士、タレント。1952年、米アイダホ州生まれ。71年に初来日。著書に『儒教に支配された中国人・韓国人の悲劇』(講談社+α新書)、『トランプ大統領が嗤う日本人の傾向と対策』(産経新聞出版)、『日本覚醒』(宝島社)など。

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