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【松井一郎 維新伝心】内閣改造に憲法改正の本気度、進次郎氏は「処理水問題」の先頭に立て 台風15号の甚大被害…まず命を守る「備え」を (1/2ページ)

 第4次安倍再改造内閣が発足した。閣僚19人のうち、初入閣は13人。重要閣僚や党要職に「ポスト安倍」候補を配していた。安倍晋三首相は記者会見で、憲法改正論議を進めるとしたうえで「困難でも必ず成し遂げる決意だ」と宣言した。新閣僚の顔ぶれを見ても、本気度は伝わってきた。

 残り2年の自民党総裁任期で憲法改正を成し遂げるには、憲法審査会で野党各党と議論するだけでなく、さまざまな意見がある自民党内を一枚岩にする必要がある。第2次政権発足以来、最多の初入閣数は、党内の不満を抑えて、結束させる意図があるのではないか。

 側近である世耕弘成氏を参院幹事長にした人事にも決意を感じた。

 衆院と参院は別物で、衆院自民党と参院自民党は別の政党という話を聞いたことがある。憲法改正の発議には、衆参両院の本会議で総議員の3分の2以上の賛成が必要だ。参院をまとめるため、安倍首相は世耕氏に期待しているだろう。

 改造内閣の目玉として入閣した小泉進次郎環境相だが、私は最後の最後に入ると思っていた。環境相というポストについて、進次郎氏は「(東日本大震災の)復興相のつもりでやる」と語っていた。ならば、最大の任務は、東京電力福島第1原発の汚染水浄化後の処理水の問題だろう。

 放射性物質トリチウムを含んだ処理水の海洋放出は、世界各国で行われている。「科学的に環境への悪影響はない」という指摘もある。ならば、緻密な配慮と計算をしながら、進次郎氏が先頭に立って地元住民や国内外に説明していくしかない。政治家としての真価が問われる。

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