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【高橋洋一 日本の解き方】小泉進次郎氏に問われる政治家としての成長 「処理水」謝罪で思い出す、小池都知事「豊洲移転」の迷走 (1/2ページ)

 小泉進次郎氏が初入閣した。安倍晋三首相の思惑と環境相というポストの意味、大臣として直面する課題を読み解いてみよう。

 内閣改造は、安倍晋三首相がやりたいようにやった「人事」だ。どこの組織でも人事には批判はつきものだが、結果が悪ければ人事を行った人だけが責任をとるシステムだといえる。

 今回の内閣改造は、これまで安倍政権の中で安倍首相を支えてきた人たちを中心に組まれている。小泉氏の場合、必ずしもそうではないが、その起用は菅義偉官房長官の意向が大きいと筆者は考えている。これは、小泉氏の発信力を評価するとともに、改造内閣が「お友達内閣」とのステレオタイプの批判を避ける「弾よけ」にもなり得るという人事の妙だ。

 小泉氏が就任した環境相は、初入閣としては厚遇だ。初入閣は内閣府特命相ポストが多いが、官僚の人事権がない。内閣府官僚の人事権は官房長官が持っているからだ。それに比べて環境相は環境省官僚の人事権を持っているので、その分政策をやりやすいはずだ。ここでも、小泉氏への期待の大きさがうかがえる。

 いずれにしても、今後の活躍次第では首相候補になる逸材である。これまで国会議員では実行をさほど考えずに発言できたが、大臣になると結果を求められる。

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