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【勝負師たちの系譜】若手台頭のタイトル戦 20代対決で目立つ「挑戦者勝利」 (1/2ページ)

 最近のタイトル戦では、叡王戦の高見泰地叡王-永瀬拓矢七段(共に当時)戦や、9月から始まった王座戦の斎藤慎太郎王座-永瀬拓也叡王戦のような、20代同士のタイトル戦が目立つようになってきた。

 ファンの中には、羽生(善治九段)世代や渡辺明三冠が出ないタイトル戦に、違和感のある人がいるかも知れない。

 それだけこれまでの王者の存在が大きかったということだが、考えてみれば彼らは皆、10代や20代から一流棋士となり、タイトルを獲得していたから、むしろ最近の若手棋士の出てくる年齢が遅過ぎるとも言える。

 羽生が最初に竜王位を奪取したのは19歳の時で、相手の島朗初代竜王も26歳だった。また渡辺も20歳で竜王となっているし、谷川浩司九段が名人になったのも、21歳だった。さらに早熟の棋士としては、屋敷伸之九段が棋聖を奪取したのが18歳という最年少記録もある。

 今やトップ棋士の一人となった豊島将之名人は、タイトル戦の初挑戦が20歳(王将戦)にもかかわらず、初タイトルは28歳での棋聖位と、花開くまでにはかなり時間がかかっている。

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