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【新・カジノ情報局】カジノに呼び込む舞台装置(6) 特別な人に相手をされた特別な満足感 「インディアンカジノ」体験記 (1/2ページ)

 カジノをどこに作るかも舞台設定の一つ。元々人気がある場所に作るという考え方もあれば、カジノを呼ぶことで地域を活性化するという考え方もある。

 つまりカジノで収入を増やそうというわけだが、その代表例がアメリカ先住民居留区カジノ、いわゆる「インディアンカジノ」だ。かなり前になるが、別件でミシシッピ川流域の取材に出かけたことがある。その時、ミネソタのホテルに1泊することになったのだが、来てから知ったのは、ホテルから車で約1時間のところにインディアンカジノがあることだった。

 すでに夜の12時を回り、しかも翌朝は6時出発。行けば眠る時間はないが、当時ぼくはまだインディアンカジノに行ったことがなく、このチャンスを逃すわけにはいかないと思った。

 ぼくはタクシーに乗り込み、時間がないので急いでくれとチップを奮発すると、運転手はぼくを二度見し、まるでロケットのように車を発車させた。

 窓の外は真っ暗闇。目をこらすと、見渡す限りの野原で、こんなところに本当にカジノなんてあるのかと思っていると、しばらくして運転手が「あれだ」と指さした。野原の向こうにいさり火のような光が見えた。

 到着したカジノは静かだった。入り口にロータリーはあるがタクシーはなし。帰れないと困るので、ぼくは運転手に前もってお金を渡し、約束した時間に迎えに来てくれるよう頼んでタクシーを降りた。

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