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【長谷川幸洋「ニュースの核心」】サウジ攻撃に米国は報復できるか? 日本にとっても難局…緊張緩和の一歩として安倍首相の“仲介外交”に期待 (3/3ページ)

 日本はホルムズ海峡でタンカーを護衛する「有志連合」への参加を求められている。私は「日本が自国のタンカー護衛に汗をかかない選択肢はない」と思うが、米国とイランが軍事衝突した場合、有志連合はそのまま「イラン封じ込めの有志連合」に様変わりする可能性が高くなった。

 日本はイランとの友好関係をご破算にする犠牲を払っても、有志連合に参加すべきかどうか。ここは日本にとっても、難しい局面だ。

 まずは、9月下旬の国連総会に合わせて、安倍首相がロウハニ大統領との会談を実現し、緊張緩和の一歩とする。有志連合に参加するかどうかの判断はその後だろう。

 ■長谷川幸洋(はせがわ・ゆきひろ) ジャーナリスト。1953年、千葉県生まれ。慶大経済卒、ジョンズホプキンス大学大学院(SAIS)修了。政治や経済、外交・安全保障の問題について、独自情報に基づく解説に定評がある。政府の規制改革会議委員などの公職も務める。著書『日本国の正体 政治家・官僚・メディア-本当の権力者は誰か』(講談社)で山本七平賞受賞。最新刊に『明日の日本を予測する技術』(講談社+α新書)がある。

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