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ホテル女性殺害・高齢者殺人運転・通り魔・飛び降り自殺… なぜ世間を騒がせる事件は池袋で起きるのか (1/3ページ)

 9月12日、池袋にあるホテルの一室で、圧縮袋に入れられた女性の遺体が発見された。警察はすぐに殺人事件として捜査を開始し、18日には埼玉県に済む大学生の北島瑞樹容疑者(22)を逮捕するに至った。この事件の方を耳にした時、「また池袋か」と感じた方も多いのではないだろうか。

 記憶に新しいところで言えば、母子二人が亡くなった高齢者の暴走運転や、危険ドラッグ使用者による暴走運転により死者を出した事件など、ほかにもサンシャイン60からの飛び降り自殺なども思い出され、池袋は殺しや死のイメージが強い。都内でも屈指の繁華街なので、当然という向きもあるとは思うが、私たちのこうした直感は意外に間違えていないかもしれない。

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 引っ越し先を探す際に「水場の近くは避けよ」という話もある。これは、オカルト的で非科学的な言説ばかりでなく、統計学や風水などの科学や長い歴史に裏打ちされたものであることも多い。

 「池袋」という地名の由来は、事件現場と同じ現在の西池袋にかつてあった「袋池」という池である。池袋もやはりその名の通り、水場が元になった土地なのである。こうした場所には幽霊が出るというような話には眉唾だが、水の多い湿地やかつて湿地であった場所は、時代が流れ街の様子が変わってもその奥に通底する「ジメジメした地場」が変わらないということは、文化人類学者の中沢新一氏も著作「アースダイバー」などで詳らかに語っている。

 この袋池は水源だったようで、現在は埋め立てられ暗渠となっているが、ここから弦巻川が始まっており、その痕跡は今も南池袋に弦巻通りという道の名に残っている。その先は、雑司が谷霊園。やはり「水と死」は常にそばにあることがわかる。

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