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亡くなった人への手紙を投函「緑のポスト」に100通超 春と秋の年2回、燃やして故人に届くよう供養 (1/2ページ)

 京都府舞鶴市の大聖寺(だいしょうじ)に、亡くなった人への手紙を投函(とうかん)できる「緑のポスト」がある。6月に受け付けを発表して以降、全国から100通以上が寄せられた。手紙は寺で燃やしてたき上げ供養する予定で、松尾真弘(しんこう)住職(59)は「亡くなった人とのつながりを、ここで感じてもらえればうれしい」と話している。

 円柱形のポストは境内にあり、約30年前、特定郵便局長だった檀家(だんか)の男性から譲り受けた。本物と間違われないよう緑色に塗り、さい銭箱などに活用していたが、約15年前、若い母親が亡き子に書いたとみられる手紙が入っていた。

 「お空の上で遊んでいますか。お父さん、お母さんを見守っていてね」

 松尾住職は心を打たれ、焼いて供養した。その後も、亡き人を思って書いたとみられる宛先のない手紙が2、3回投函された。檀家から「故人への手紙を出すポストにしたらどうか」と勧められ、昨年春に写真共有アプリ「インスタグラム」で紹介。

 予想外に反響が大きく、今年6月から正式に受け付けると、口コミなどで知って手紙を持参する参拝者が増えた。遠方からも「最後に逢うことができなかったので手紙を渡したい」「どうか緑のポストに入れてほしいです」などと書かれたメモと一緒に手紙が届くようになった。

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