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韓国“タマネギ法相”今度は息子が「不正入学」聴取 厳しく迫る背後に韓国検察“死神総長”の存在

 疑惑まみれの“タマネギ男”ことチョ国(チョ・グク)法相。今度はソウル中央地検が20代の息子を事情聴取したと韓国メディアが報じた。捜査の手はすでに妻や娘に及んでおり、チョ氏が最も触れられたくない家族を切り崩そうとしている。検察がここまで厳しく迫る背後には、“死神総長”の存在がある。

 聯合ニュースによると、チョ氏の息子は、2013年にソウル大の公益人権法センターでインターンをしたとの証明書を4年後の17年に受領したが、証明書が偽造されていた疑惑があるという。検察は既に息子が在学中の延世大大学院を捜索、入試選考資料を確保している。

 一家をめぐっては、大学不正入学疑惑で娘が事情聴取され、妻は私文書偽造の罪で在宅起訴、親族の30代男は横領や証拠隠滅教唆などの容疑で逮捕された。

 チョ氏は法相就任前に11時間にも及ぶ疑惑釈明会見を開いたが、その中で娘の疑惑について、語気を強めて涙ながらに否定していた。

 チョ氏の急所である家族を血祭りに上げている検察の捜査。指揮を執る尹錫悦(ユン・ソクヨル)検事総長は25日、記者団の質問に答える形で一連の捜査に初めて言及し「手続きに従って進んでいる」と強調した。

 尹氏は、朴槿恵(パク・クネ)前政権の疑惑を追及した手腕を買われ、7月に文在寅(ムン・ジェイン)大統領の肝いりで検事総長に就任した。 韓国では歴代大統領が逮捕されるなど悲惨な末路をたどっており、文大統領は「検察改革」という名の検察弱体化をチョ法相に託している。

 ところが尹氏は人に忠誠を誓わない「検察至上主義者」で、“死神”とも呼ばれる人物。結果的に「検察vs法相」という異様な構図を作ってしまった。

 私募ファンドの投資内容を事前に知っていたとされるチョ氏本人への疑惑の捜査も進んでいる。部下が上司を逮捕する事態となるのか。

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