記事詳細

世界の水源を荒らす、中国の「ペットボトル飲料水」事情 (1/4ページ)

 最近、環境大臣に就任したばかりの小泉進次郎氏が、国連総会が行われている米ニューヨークを訪問して話題になった。

 注目されたのが、環境問題を取り扱う大臣が、海外で環境に悪いと話題にされる牛肉のステーキをさっそうと食べに行ったというエピソードや、小泉大臣の気候変動についての発言だった。

 特に気候変動について、小泉大臣が「気候変動のような大規模なイシューに取り組む際には、楽しくてクールであるべきだ。そしてセクシー(魅力的)でもあるべきだ」と語ったことで、この「セクシー」発言が大きな話題になった。

 個人的にこの発言を聞いて感じたのは、同じ会見で国連気候変動枠組み条約前事務局長が「セクシー」という単語を先に使っていたから、ということもあるが、おそらくここ最近、世界中で高校生などが地球温暖化対策を求めるデモ活動を行っていることから、「環境問題を若い人たちが参加できる、かっこよくておしゃれなムーブメントにしていくべきだ」と言いたくて、「クール」や「セクシー」と述べたのではないかということだ。もしそうだとすれば、残念ながら多くの人にそれは伝わっていない。もしそうでないとすれば、そのような単語をここで使った意図とその意味を筆者には理解できない。

 米国や欧州などでは地球規模のイシューを議論する場で「セクシー」という単語を使ってもなんとなく許されるだろうが、国際的な舞台ではそうはいかない。そんな「軽さ」や単語は求められない文化や地域も少なくないからだ。不快に思う人たちも少なくない。世界的に活発に議論されている環境問題において、原発事故の後処理などを抱える日本の環境大臣の発言が世界から注目されるという自覚が足りなかったのかもしれない。

 そもそも、彼の特徴なのかもしれないが、発言内容が抽象的であることが少なくない。今回の「クール」発言のニュースをいち早く世界に報じたロイター通信もそう感じたようで、同記事の中では、他の発言について「without giving details(具体的な策は示さなかった)」とわざわざ付け加えている箇所もあった。

 その一方で、大手通信社が取り上げたことで彼の存在が日本を越えて広く知られることになったのは間違いない。「元首相の息子」という肩書の方が目立ってはいるが、「環境問題をsexyと言った大臣」と記憶されることだろう。

ITmedia ビジネスオンライン

関連ニュース