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【zak女の雄叫び】《zak女の雄叫び お題は「良かったこと」》台風被害「自粛」ムードのその先に (1/2ページ)

 災害時に個人的な楽しみや、良かったこと、うれしかった出来事などをSNSなどで発信するのは、気が引ける。「共感」を重視する日本人としては当然の感覚かもしれないが、「不謹慎狩り」とも呼ばれる第三者による過剰なまでの「自粛」の強制は、復興へ向かおうとする社会全体を萎縮させることにもなりかねない。平成23年の東日本大震災や28年の熊本地震でも、こうした「自粛ムード」が社会現象化したが、今月9日未明に千葉県などを襲った台風15号でも、同様の現象が生じている。

 《みんなおはちばー!今日は「公衆電話の日」だよ!》-。

 千葉県のマスコットキャラクター「チーバくん」のツイッターの公式アカウントでは、被災直後の11日のこの投稿に、さまざまな意見が寄せられた。《呑気だな》《千葉の現状伝えた方がいいと思う》といった批判が出た一方で、《(あらかじめ設定をしていた)自動配信止めることもできない位現場が混乱して人手が回らない状況なのかと思うと辛い》《ほっこりして暗い気持ちが無くなり前向きになれます》との声も。

 チーバくんは翌日の投稿で《今回は大変な時にごめんなさい》と謝罪。以降は「おはちばー!」を封印し、支援物資や降雨などの災害関連情報をつぶやいている。

 チーバくん以上に、SNSでこまめな情報発信を続けている熊谷俊人・千葉市長は12日、《養護学校の生徒が水遊びしていることについて「災害の中、不謹慎」との苦情が入りました》と停電発生地域以外の居住者から寄せられたクレームについて投稿。「確かに千葉市内を始め、県内が停電・断水な中、不謹慎と思う方もいるかもしれません」とした上で、「自粛しても意味がありません。心を寄せて頂いた上で、自粛はご遠慮ください」と呼びかけた。