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河野防衛相、沖縄問題で期待される「行動力」と「調整力」 識者「辺野古移設実現ならポスト安倍に近付く」 (1/2ページ)

 河野太郎防衛相が29日、就任後初めて沖縄県入りし、玉城デニー知事と会談した。世界一危険とされる米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)周辺住民の安全と、日本とアジアの平和を守るため、名護市辺野古への移設計画への理解を得るためだ。移設反対の県に寄り添いながら、いかにスムーズに計画を実行に移すのか。「ポスト安倍」レースの試練といえそうだ。

 「普天間飛行場の一日も早い全面閉鎖が一番の安全対策で、辺野古移設はやらねばならない。できる限り知事と顔を合わせ、沖縄の負担軽減と発展のためにも、しっかり話し合っていきたい」

 河野氏は県庁でこう語った。旧知の玉城氏は何度もうなずいたという。

 河野氏は今年6月、沖縄全戦没者追悼式の出席に合わせて、外相として沖縄入りした際も、玉城氏に面会していた。「政府として、できることをする」と慎重に発言していた。

 確かに、住宅密集地にある普天間飛行場の移設は危急の課題だが、辺野古の反対運動もあり、一筋縄では解決できない。それでも、安倍晋三首相は、河野氏の「行動力」「調整力」に期待し、防衛相に起用した。

 河野氏は外相時代の約2年間で、77を数える国・地域(のべ123)を訪問した。韓国のいわゆる「元徴用工」をめぐる異常判決では、毅然(きぜん)とした姿勢を示し、強い政治家像を国内外に印象付けた。

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