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ストレスや不眠症抱えた会社員、風俗店従業員の“駆け込み寺” 大阪・ミナミの夜だけ開く精神科医 (1/2ページ)

 大阪市の繁華街・ミナミに、夜だけ開く精神科医院がある。訪れるのは、不眠症や職場でのストレスといった悩みを抱えても昼間の受診が難しい会社員ら。病気の後遺症で左半身まひが残りながら診療する片上徹也院長(35)が「駆け込み寺のような存在になれれば」と寄り添っている。

 医院は心斎橋駅近くにある「OWL(アウル)クリニック」。古着店やエステ店が入る雑居ビル3階にひっそりとたたずむ。診療時間は火曜を除く平日午後7~11時。他の一般の医療機関と同様、健康保険が使える。

 髪を染めた若者や会社帰りのサラリーマン、夜型の生活を送る風俗店の従業員らで出入りが絶えることはない。

 「仕事を休むことになっても大丈夫ですよ」。勤め先の経営が傾き、不安で寝られず休職を考えている男性会社員(39)に片上院長は優しく言葉を掛けた。男性は残業も多い。「ここは夜遅くまでやっているので、仕事の後でも来られる。ありがたい」と診療後は落ち着いた様子だった。

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