記事詳細

テスラ市長「市庁舎階段」設置計画で議会紛糾! 1億5000万円の追加工事問題も

 公用車として米テスラ社の高級電気自動車(EV)を導入して批判が殺到した千葉県市川市で、今度は来年完成予定の新本庁舎に急遽(きゅうきょ)階段を設置する計画が波紋を広げている。旗振り役とされる村越祐民(ひろたみ)市長は「市民にとっても使い勝手のいい建物になる」と説明するが、市議会で複数会派が追加工事に待ったをかけるなど紛糾した。

 同市役所の第一庁舎は2020年夏に完成予定だったが、市は今年8月末に「1、2階中央部に階段を作る決定をした」と発表。供用開始は5カ月延期され、工事費用は1億5000万円との試算も明らかになった。

 階段設置の理由を村越市長は「将来的には市職員の数は今よりも少ない数になり、スペースをもてあますようになる。この建物は市民の生活を豊かにするサードプレイスとしての役割が求められる」と説明した。

 市議会の無所属の会は1日、「追加工事の発表直前まで当初の計画に沿った説明を繰り返していたことは不誠実」などとして、追加工事の白紙撤回を求める決議案を出した。一方、与党会派を含む8会派8人の議員が、追加工事を慎重に判断するよう申し入れる決議案を新たに提出。無所属の会の案は否決され、8会派案が可決された。

 前市川市長の次男で8会派による決議案の提出者の1人、大久保貴之(たかし)市議は、「階段が必要なのか疑問で、説明を聞いても分からない」と指摘する。

 「白紙撤回」の決議案を提出した越川雅史市議も「さまざまな意思決定プロセスを飛ばして発表されており、市長の行動に加担するわけにはいかない」と批判した。

関連ニュース