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今度は米欧貿易戦争か トランプ政権がチーズやワイン、航空機に報復関税

 今度は米欧貿易戦争が勃発するのか。米政権は2日、欧州連合(EU)による航空機大手エアバスへの補助金に対抗し、報復関税を18日に発動する見通しだと発表した。世界貿易機関(WTO)の仲裁決定を受けた措置。EUからの農産品などに25%、航空機に10%を上乗せする。EUも報復を検討している。

 ドナルド・トランプ米大統領はWTOの決定に関し「米国の大きな勝利だ」と歓迎した。米通商代表部(USTR)は2日、関税の対象には、チーズやワイン、衣料品などが含まれると説明。報復規模はWTOが決めた約75億ドル(約8000億円)を下回るとした。

 WTOは今年3月、米側によるボーイングに対する補助金継続も協定違反と認定。EUの通商担当閣僚に当たるマルムストローム欧州委員は、米側が対EU制裁に踏み切るなら「われわれも同様の措置を取るしか選択肢がない」と強調した。

 2日の米株式市場でダウ工業株30種平均は前日比494・42ドル安の2万6078・62ドルと約1カ月ぶりの安値水準で取引終了。米景気の先行きに懸念が強まっている。

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