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【ケント・ギルバート ニッポンの新常識】一党独裁体制で6500万人が犠牲…多くの市民の自由を奪う中国の建国70周年を祝う国などない (2/2ページ)

 台湾にも、中国が権力を振りかざしているのが目立つ。

 9月16日にソロモン諸島が、同20日にはキリバスが、台湾との断交を決めた。いずれも太平洋に浮かぶ小国だが、短期間に2国も国交断絶するのは不可解だ。中国が掲げる「1つの中国」を認めない台湾を牽制(けんせい)する狙いがあることはいうまでもない。

 ドナルド・トランプ米大統領は、そんな共産党独裁国家による世界制覇を阻止するため、米中貿易戦争に踏み切った。単なる経済問題ではない。この姿勢には、与党・共和党だけでなく、野党・民主党やその支持者も“暗黙の支持”を与えている。

 一党独裁国家なら覇権主義であることに驚きはしないが、中国は腐敗しきっている。習氏自身、反腐敗運動を掲げていた。同じ指導者が長期間君臨し続けるため、新陳代謝ができない。これが中国に明るい未来を感じない大きな理由だろう。

 過去の過ちを反省することなく、70年間「信頼できない国家」として膨張してしまった中国を、世界は脅威に感じている。70周年を心から祝う国など、ほとんどないのではないか。

 ■ケント・ギルバート 米カリフォルニア州弁護士、タレント。1952年、米アイダホ州生まれ。71年に初来日。著書に『儒教に支配された中国人・韓国人の悲劇』(講談社+α新書)、『トランプ大統領が嗤う日本人の傾向と対策』(産経新聞出版)、『日本覚醒』(宝島社)など。

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