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税関、厳戒態勢!消費増税で「金密輸」激増!? 外国人旅行者の「利ざや」狙い手口も巧妙化 (1/2ページ)

 消費税が増えると金の密輸も増える-。こんな現象を懸念し、全国各地の税関が警戒を強めている。国内外で価格がほぼ変わらない金を消費税を納めずに持ち込めば、売却する際に税額分が利ざやとなるためだ。過去の増税後も密輸が急増、手口は巧妙化しており、税関当局は「水際での対策をより強化していきたい」としている。

 例えば流通価格2000万円の金地金4キロを非課税の国で購入し持ち込む場合、消費税10%分の200万円を税関に納付しなければいけない。密輸で納付を免れて、国内の買い取り店で消費税分を上乗せした2200万円で売却できれば、200万円が利ざやとなる仕組みだ。

 税関を所管する財務省関税局によると、税率5%だった2013年に税関が押収した金は133キロ。だが税率が8%に上がった14年から増え始め、17年には6277キロに。外国人グループによる100キロ単位の密輸摘発のほか、旅行者が小遣い稼ぎ気分で「運び屋」となり逮捕されるケースが相次いだ。

 密輸は香港、韓国、中国などアジアからの空路がほとんど。国は対策として18年の法改正で罰金額を引き上げ、19年9月までに各地の空港などにゲート型金属探知機を120台以上配備した。

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