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不自由展の鑑賞者「あれだけ過激な描写ならお断りを…」「政治的な感じがした」

 「あいちトリエンナーレ」の企画展「表現の不自由展・その後」が8日午後、再公開された。昭和天皇の写真を燃やし、足で踏みつける映像作品などを、その目で見た人たちに感想を聞いた。

 不自由展は同日、2回の鑑賞機会があった。1回あたりの入場者は30人に限定され、抽選はそれぞれ20倍を上回った。展示室内はメディアに非公開だった。

 愛知県大府市の会社員、五島健志さん(42)は「昭和天皇をめぐる約20分の映像を見たが、その間、声を出す人はいなかった。ただ、『先人たちのおかげで今の自分があるのだが…』と思うと、複雑な思いになった。あれだけ過激な描写なら、主催者は中止前に『ご注意ください』とお断りの説明をしっかり入れるべきだったのでは」と感想を述べた。

 名古屋市千種区のフリーライター、安藤龍夫さんは「さすがに、あの内容はショックだったが、『表現の自由』も尊重せねばならず、作品そのものは否定はできないと思った」と語った。

 ある若い女性は「賛否両論あるだろうが、政治的な感じがした」と語り、足早に会場を後にした。

 愛知県清須市の無職男性(30)は「作品としては好みではないが、反対するほどのものではない。表現の自由の観点から、展示の再開を評価したい」と口にした。

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