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トルコ、シリアで地上作戦開始 欧米・中東諸国は作戦を非難

 シリア北部への新たな軍事作戦を進めるトルコ国防省は9日夜、シリアに越境し地上作戦を始めたと発表した。欧州や中東の諸国は作戦を非難、トランプ米大統領も支持しないとした。国際社会の懸念の高まりを背景に国連安全保障理事会はトルコの軍事作戦開始を話し合う非公開会合を10日に開くことを決めた。

 シリア北部などを掌握し、米軍と連携して過激派組織「イスラム国」(IS)掃討に当たってきた少数民族クルド人主体の民兵組織「シリア民主軍」(SDF)はトルコの攻撃を受け、ISに対する作戦を停止した。

 クルド人勢力はIS掃討作戦の主軸を担ってきたが、混乱が広がりISが勢力を盛り返す恐れも指摘されている。クルド人勢力は、支配地域を失ったISの潜伏メンバーらの一掃を図ってきたほか、多数のIS戦闘員の拘束を続けている。

 ロシアのプーチン大統領はトルコのエルドアン大統領に「慎重な判断」を呼び掛けた。トランプ氏は声明で作戦は「悪い考えだ」とした上で、米軍撤収の判断に理解を求めた。(共同)

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