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【長谷川幸洋「ニュースの核心」】文政権の崩壊が始まった! 疑惑続出“タマネギ男”と腹の探り合い…政権から滑り落ちれば「與敵罪」で死刑も? (1/2ページ)

 韓国で「文在寅(ムン・ジェイン)政権打倒」の動きが盛り上がってきた。3日にソウル市内で開かれた「反・文在寅」集会には、主催者発表で「300万人が集まった」という。

 水増しされた数字だとしても、写真や動画で見る限り、光化門(クァンファムン)広場などが人波で埋め尽くされた。大変な数だったのは、間違いない。

 文大統領は集会とデモについて、沈黙を続けている。それが何を意味するか。私は「平静を装っていても、内心は恐怖と焦りでいっぱいなのではないか」とみる。政権発足前、文氏は「問題があれば、光化門広場で市民と対話する」と語っていた。いまコメントすら出せないのは、冷静でいられないからだろう。

 それも無理はない。

 韓国の刑法には「與敵罪」という罪がある。「敵国と力を合わせて大韓民国に抗(あらが)う者は死刑に処する」という、死刑しか罰則がない重罪だ。文氏は、この罪で数千人の市民から告発されている。政権から滑り落ちれば、刑務所暮らしどころか、命を失うハメになりかねないのだ。

 だからこそ、必死で抵抗するし、それしか選択肢はない。文政権はどうなるのか。

 理屈で言えば、集会やデモにいくら人が集まろうと、政権崩壊に直結するとは言えない。大統領の弾劾には、国会で議席総数の3分の2以上の賛成と憲法裁判所による罷免決定が必要になる。現状の野党勢力は数が足りない。

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