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台風19号、5人死亡14人不明 多摩川、千曲川決壊で大規模浸水…各地に爪痕

 今季最強の台風19号の通過に伴う猛烈な雨の影響で、東京の多摩川や長野県の千曲川など各地の河川で氾濫・増水が発生し、土砂災害で孤立する地域が続出した。13日までに5人が死亡、14人が行方不明になり、負傷者も100人以上に上っている。また、全国で約300万人に避難指示・勧告が出されるなど甚大な被害に自衛隊への災害派遣要請が相次いだ。

 長野市では千曲川の堤防が約70メートルにわたって決壊し、大量の水が住宅地に流れ込んだ。浸水地域は12ヘクタールにも及んでいる。JR東日本の長野新幹線車両センターも水没し、10編成の車両が水につかった。長野県上田市でも千曲川の堤防の一部が崩れかかっているという。

 川崎市高津区ではマンション1階が浸水し、一室で見つかった60代男性が死亡した。東京湾では停泊中のパナマ船籍の貨物船の自動識別装置(AIS)の信号が消えた。沈没したとみられる。乗組員は外国籍の12人で、うち3人が救助された。

 土砂崩れなどによる行方不明者も相次いだ。群馬県富岡市では住宅の倒壊で一時3人と連絡が取れなくなった。このうち救助された1人が死亡。残る2人の捜索が続いた。

 交通機関は徐々に運行を再開しているが、羽田、成田両空港を中心に818便の欠航が決まるなど空の足は13日も混乱が続いた。

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