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【編集局から】キャッシュレス決済に“割安感”も… この後は「回収モード」に!?

 消費税率が10%に引き上げられて約半月が経過しましたが、コンビニなどを利用している限りでは、まだ重税感を覚えることは多くありません。

 食品が8%の軽減税率となっているほか、キャッシュレス決済をすると2%の還元対象になっています。さらには、キャッシュレス決済サービス自体もポイント還元キャンペーンを実施しているため、増税前よりも割安になっていると感じるほどです。

 だからこれで安心、というわけではありません。政府によるキャッシュレスの2%還元は来年6月末までの期間限定です。

 独自のポイント還元キャンペーンで競っているキャッシュレス決済事業者の中には、数百億円の赤字を出しているところもあるなど体力勝負になっています。これから再編・淘汰(とうた)が進む可能性もあります。事業者が寡占状態になれば、投資資金を回収するモードに入るのが世の常なので、大盤振る舞いがいつまで続くかは不透明です。

 消費増税による負担増を軽減するなら、減税など恒久的な措置で対応すべきことで、一時的な対策を持ち出すのは筋違いというものです。

 このままでは、気づいたときにはじわじわと痛みを感じることになりそうです。(N)