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「世界文化賞」授賞式 坂東玉三郎氏「芸術が未来を照らす」

 優れた芸術の世界的な創造者たちを顕彰する「高松宮殿下記念世界文化賞」(主催・公益財団法人日本美術協会=総裁・常陸宮殿下)の第31回授賞式典が16日、常陸宮、同妃両殿下をお迎えして東京・元赤坂の明治記念館で行われた。

 今回は、世界的バイオリニストのアンネ=ゾフィー・ムター氏ら5部門6人が受賞。受賞者総数は160人となった。

 式典では、日本美術協会の日枝久会長が「世界の人々の心を癒やし、心を一つにすることができる芸術の偉大な力と、それを創造する芸術家の皆さまに称賛の言葉をささげ、芸術文化の一層の発展、ひいては世界の平和と繁栄に少しでも寄与したい」とあいさつ。また、11月に来日するローマ法王フランシスコが「世界にある美を私どもに気づかせ、卓越した価値観へと導いてくださる芸術家の皆さまを称賛したい」などと記した書簡メッセージを、日枝会長が代読した。安倍晋三首相もビデオメッセージで祝辞を寄せた。

 この後、受賞者6人に顕彰メダルが授与され、日本美術協会の森英恵副会長らから感謝状が贈られた。

 受賞者を代表し、演劇・映像部門で受賞した歌舞伎俳優の坂東玉三郎氏が「これからも私たちは、芸術が世界中の人たちの未来を照らすものであることを確信し、その可能性を追求していきたい」と謝辞を述べた。

 式典と祝宴には政財界の要人や文化人が数多く出席、閣僚では茂木敏充外相がお祝いに駆けつけた。

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