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韓国前法相の妻を逮捕 検察、チョ・グク氏の関与追及へ

 【ソウル=桜井紀雄】韓国のソウル中央地検は24日未明、名門大への娘の不正入学やファンドの不正投資といった一連の疑惑で、チョ・グク前法相の妻で東洋大教授のチョン・ギョンシム被告を逮捕した。地検は、チョン容疑者を疑惑の核心人物とみており、夫のチョ氏に対しても事情聴取し、関与について追及する方針。

 チョ氏は、数々の疑惑の浮上で世論の強い反発に遭って14日に法相を辞任したが、検察改革を託して任命を強行した文在寅(ムン・ジェイン)大統領の任命責任を問う声が改めて高まりそうだ。文政権への打撃も避けられない。

 地検は、業務妨害や業務上横領など10に上る容疑で逮捕状を請求。ソウル中央地裁が23日にチョン容疑者を出頭させて審査し、証拠隠滅の恐れがあるなどとして逮捕状の発付を認めた。

 チョン容疑者は、健康問題を訴えている。容疑についても全面的に否認しているとされる。地裁に出頭時には、報道陣に「(審査に)誠実に臨みます」と述べた。娘の進学に有利になるよう大学の表彰状を偽造したとして私文書偽造罪で既に在宅起訴されており、18日には初の公判準備手続きが行われた。(産経新聞)