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神戸いじめ教諭、市が「給与差し止め」条例へ 刑事罰も? 弁護士「傷害事件として立件される可能性」 (1/2ページ)

 神戸市立東須磨小の教諭4人が後輩の男性教諭(25)に暴行や暴言をふるっていた問題で、市では現在有給休暇を取っている加害教諭への給与支払いを差し止める新たな条例を検討していることが分かった。一方、兵庫県警は暴行容疑などで捜査を進めている。加害教諭にどんな処分が下るのか。

 男性教諭へのいじめに関与していたのは、同じ学校の30~40代の男性教諭3人と40代の女性教諭1人。市教委などによると、4人は今月1日以降、有給休暇の扱いで休んでいるが、現在の制度では4人の処分が決定しない限り、給与などは支払われ続ける。

 市では今回のような重大な問題を起こしたケースに限り、正式な処分が決まる前に給与支払いを差し止めることができる条例を整備することにした。

 「これほどの問題を起こした加害教諭に有給休暇という扱いで給与が支払われることを放置すべきではないという市民の声を受けて、久元喜造市長が判断した」と岡田裕二市議は話す。条例案が提出されれば、28日の市議会で議決される見通しだという。

 被害に遭った男性教諭は、LINEで別の女性教員に性的なメッセージを送らされたほか、「ボケ」「カス」などと暴言を吐かれたり、「無理やり激辛カレーを食べさせられたり、体にカレーをつけられたりした」と被害を訴えている。

 男性教諭は今月11日に県警に被害届を提出、受理された。刑事事件化の見通しについて弁護士の高橋裕樹氏は、「激辛カレーを体につけられた事案では、実際に目などに炎症の診断があれば、傷害事件として立件される可能性もある」とし、こう続ける。