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【国会議員が語る オリ・パラ夢舞台】馳浩・衆院議員「ロス五輪で“政治を超えたスポーツの価値”を共有できた」 東京五輪は「将来を担う子供たちに見てほしい」 (1/2ページ)

 馳浩衆院議員(58、自民党)は、プロレスラーとして「ノーザンライトスープレックス」や「ジャイアントスイング」などの得意技でファンをわかせた。アマチュア時代は、レスリング・グレコローマンスタイルでロサンゼルス五輪(1984年)に出場し、世界のライバルと戦った。

 「4年に一度の大舞台に合わせてコンディションをつくり、日本代表になるまでの試練を乗り越えるのが大変だった」

 時代は東西冷戦中、前回のモスクワ五輪(80年)は西側諸国がボイコットし、ロス五輪は社会主義陣営がボイコットした。ただ、旧ソ連と距離を置いていたルーマニアは選手団を送り込んでいた。馳氏は予選で、そんなルーマニア選手と対戦した。今でも忘れられない思い出がある。

 「日本とルーマニア選手団は同じ宿舎だった。私は試合にボロ負けしたが、対戦相手と一緒に食事し、握手をした。彼に『ボイコットをせず、君と戦えて良かった』と言われた。写真も撮った。真剣勝負をして友情も生まれた。相手を認め合うことで『政治を超えたスポーツの価値』を共有できたと強く感じた」

 その後、政界に入り、四半世紀近くになる。

 この間、「アスリートファースト」の観点から、選手たちが実力を発揮できるような環境づくりに心を砕いてきた。

 ロンドン五輪(2012年)以後、日本ではジュニアからの指導体制が充実してきた。卓球やバドミントン、フェンシング、レスリングなど、JOC(日本オリンピック委員会)のナショナルコーチアカデミー事業も、効果が出てきた。

 「医科学的な観点も重視し、選手の競技力を高め、世界の第一線で勝てるようになった。選手を取り巻く環境は格段に良くなり、日本の強みになった。ドーピング問題への認識も広まった。東京大会も期待できる」

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