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【小池百合子 強く、そしてしなやかに】東京五輪「マラソン・競歩」の開催地変更…直前まで暑さ対策評価も、一体なぜ? (1/2ページ)

 ラグビーワールドカップ(W杯)で、日本代表の快進撃に列島が盛り上がっていた矢先、それは唐突に発表された。

 「東京五輪・パラリンピックの大会組織委員会と協議した結果、マラソンと競歩の会場を、札幌に変更すると決めた」

 国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長は17日、約200カ国・地域の代表者が集まるカタール・ドーハでの各国オリンピック委員会連合(ANOC)総会で、こう述べた。

 「東京を目指し、ここまでやってきた。東京で開催をとの気持ちも強い」と語った男子マラソン代表に内定した服部勇馬選手に限らず、驚きを抱いた人も多いだろう。

 9月に本番とほぼ同じコースで、代表選考会のマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)が行われたばかりだ。

 開催都市の名所を駆け抜け、沿道の応援と1つになり、盛り上がることに、「東京で走ることにこそ価値がある」との選手の声も聞かれる。

 すでに購入した観戦チケットはどうなるのか。宿泊や移動、警備や改修など「札幌変更」に伴う費用はどこが負担するか。五輪開催まで10カ月を切るなか、不安や不満、戸惑いを持つのは当然だ。

 2013年にブエノスアイレスで開かれたIOC総会で、安倍晋三首相は「東京での大会開催は私たちにとり、大きな名誉だ。斬新な設計の新しいスタジアムに、保証された財政面。開催運営は確実になる」とプレゼンテーションし、56年ぶりの東京開催を獲得した。

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