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小池都知事“完敗”で「金銭闘争」発展か? マラソン札幌開催なら「都が負担する考えない」

 2020年東京五輪のマラソン、競歩の開催地を札幌市に変更する案に猛反発する小池百合子都知事が国際オリンピック委員会(IOC)のジョン・コーツ調整委員長と直接対決した。IOC側は札幌への変更は「決定事項」と断言、東京開催は厳しい状況だ。最終結論は30日からのIOC調整委員会で協議されるが、移転に伴う経費を誰が払うか、「金銭闘争」が焦点となりそうだ。

 「(変更は)もう意思決定されてしまっている」。当初50分の予定が約1時間30分にも及んだ会談後、コーツ氏は報道陣にこう断言した。開始時間の前倒しなどの対案で東京開催を維持したい都側との協議には応じない考えも明確にした。

 事実上の引導を渡された形の小池氏が、札幌変更案を覆すのは困難な情勢となり、関係者は「今後は(移転に伴う)費用負担の話になるだろう」と指摘する。

 大会組織委員会の予算では、テロや災害など緊急事態に備えて予備費を1000億~3000億円計上しているが、小池氏は仮に札幌開催になった場合は移転に関わる費用を「都が負担する考えはない」と強調している。

 都と組織委、IOCのガチンコバトルは泥沼化しているが、「アスリート・ファースト」は置き去りになっていないのか。

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