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米軍急襲でIS指導者・バグダーディ容疑者死亡 側近の妻の供述から潜伏先を特定 泣きながら逃げ回り最後は自爆 (1/2ページ)

 無差別テロで殺戮を繰り返した“最凶集団”IS。その指導者を追い詰めたのは、関係者の証言だった。イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)指導者、アブバクル・バグダーディ容疑者の死亡を巡り、AP通信は27日、側近の妻がイラク西部で数カ月前に拘束されたことが容疑者の潜伏先の特定につながったと報じた。イラクのアブドルマハディ首相も、容疑者に近い関係者の拘束で潜伏先を割り出したと声明を出した。

 イラクはバグダーディ容疑者の出身国で、米政府は2500万ドル(約27億円)の懸賞金を出して行方を追っていた。

 APによると、米軍がイラク西部で空爆した際、容疑者の側近を殺害し、妻を拘束。イラク当局に引き渡された妻の供述により潜伏先の重要な情報を入手し、米国に伝えた。容疑者の義理の兄弟も最近拘束され、その供述からも潜伏先情報が得られたという。

 アブドルマハディ氏は声明で「イラクの情報機関の優れた情報収集能力の勝利だ」と述べ、容疑者死亡を歓迎した。

 また、クルド人主体の民兵組織「シリア民主軍(SDF)」は27日、米軍とともにシリア北部ジャラブルスで軍事作戦を行い、IS報道担当のアブハッサン・ムハジル幹部を殺害したと発表した。