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「表現の不自由展」昭和天皇作品に税金投入の是非 野党議員はなぜ回答を避けるのか? 3議員に緊急アンケート (1/2ページ)

 立憲民主党と国民民主党、共産党は24日、共同記者会見を開き、国際芸術祭「あいちトリエンナーレ」への補助金不交付を決定した文化庁を批判し、国会の憲法審査会で「表現の自由」について優先的に審議すべきだと訴えた。同芸術祭では、天皇陛下の祖父である昭和天皇の写真をバーナーで焼き、灰を足で踏みつける映像作品を、公的施設で、税金を投入して公開することが問題視された。そこで、夕刊フジでは、先の記者会見に出席した議員に「3つの質問」をした。

 記者会見したのは、立憲民主党の山花郁夫憲法調査会長と、国民民主党の奥野総一郎国対委員長代行、共産党の本村伸子衆院議員。

 3野党側は、文化庁が「芸術祭を主催した愛知県の申請手続きに不備があった」との理由で芸術祭への補助金を交付しないと決めたことに、「事実上の検閲だ」と反発している。23日には、芸術祭の実行委員会会長で、昭和天皇の映像作品公開を認めた愛知県の大村秀章知事から聞き取り調査している。

 夕刊フジの「3つの質問」は別表の通り。

 これに対し、山花氏は質問全体について、「公金の使途に関して、表現内容を審査し、政治に携わる者が賛否の表明をすること自体不適切なことと考えます」「理由は、立法府も三権の一翼を担う公権力だからです」と回答した。

 そのうえで、質問(1)について、「承知している展示物の紹介として不正確なものと思われます」と追記していた。

 夕刊フジでは、芸術祭開幕直後の8月2日、企画展「表現の不自由展・その後」を記者が取材し、作品を確認している。

 共産党の本村氏は「今回、問われているのは表現の自由に対する国、行政の介入、検閲です。国や行政は『あいちトリエンナーレ』の作品の表現内容に口を出すべきではないと考えます」と答えた。

 国民民主党の奥野氏は、事務所を通じて「24日の記者会見には出ましたが、23日の聞き取り調査には行っておらず、回答は見送ります」と答えた。

 日本人としての、人間としての常識を聞いたつもりだが、どうして3議員は明確に回答しないのか。憲法には「表現の自由」(第21条)だけでなく、「公共の福祉」に反する権利濫用を禁じた第12条もある。3野党の支持者は、こういう姿勢を支持するのだろうか。

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