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【編集局から】豪雨時の「アンダーパス」は要注意 普段利用する道路が災害時にどうなるのか調べておこう

 台風に豪雨。列島を毎週のように水害が襲っています。

 今月中旬に発生した台風19号が上陸した直後、浸水被害が出た川崎市の武蔵小杉駅周辺を取材しました。

 「腰ぐらいまで水が来たのよ」と商店街の女性が指をさすのは、アンダーパス。俗に「ガード下」と呼ばれる、高架下のトンネル状の車道のことです。車高に配慮して通りやすいよう、すり鉢状になっているため、水害の専門家は「豪雨時には浸水の水位が深くなり、特に注意を要する」と指摘します。

 先週末の豪雨では、車の中で犠牲になった方が多数出ました。水深50センチを超えると車中に閉じ込められやすくなるとの試算もあります。

 武蔵小杉の取材では、実際にそのアンダーパスを歩いてみましたが、確かにすり鉢状で、ここを走行中、濁流に襲われたらどうなってしまうのか。思い出す度に寒気が走ります。

 普段利用する何気ない道路でも、災害時にどのように変化するのか、事前に調べておいた方がいい-。相次ぐ水害を目の当たりにし、そう痛感させられました。(報道部・海野慎介)