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「エルメスの鞭でたたかれた」投資金トラブルで元社員がパワハラ告発 元衆院議員も関与か 被害総額30億円、刑事事件化も視野 (1/2ページ)

 暗号資産(仮想通貨)事業の「ジュピタープロジェクト」の関連会社で、投資家から集めた資金の返還が滞るトラブルがあり、投資家11人は29日にも実質的運営者や元国会議員らを相手取り計約1億円の支払いを求めて東京地裁に提訴する。原告側によると、被害総額は約30億円にのぼるという。ジュピター元社員は「(実質的運営者に)エルメスの馬用の鞭でたたかれた」など、資金集めの実態を明かした。

 訴状で被告に挙げられたのは、ジュピター関連会社で主に資金集めを行っていた「TMT」、ジュピターのプロジェクトリーダーという肩書を持ち、講演会にも登壇していた元衆院議員、ジュピターが登記上の社名を変えた「GLI GROUP」の代表取締役、元衆院議員や代表取締役がジュピターの実質的運営者と指摘する城浩史氏ら。

 TMTは「極秘セミナー」と称して投資家を集め、ジュピターの開発費用として投資を誘い、3カ月後、1・5~2倍の高利回りで返金されるなどとうたっていた。

 TMTに計約5000万円を支払った投資家の女性は、「元国会議員や大手企業の役員も参加していたことで信用してしまった。投資募集の締め切り期間も短く、じっくり検討する間もなく支払った。満期を迎えると『配当分も合わせて前回の投資金を次の投資にスライドすれば、さらに配当が増える』などと説明されて先延ばしされた。結局、『ポケットマネーで返す』と担当者から20万円を受け取ったきりだ」と話す。

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