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金正恩の様子が変だ…「焦り」が「暴走」につながる恐れ (1/2ページ)

 金正恩党委員長の様子がおかしい。北朝鮮国営の朝鮮中央通信は27日、金正恩氏が妙香山(ミョヒャンサン)医療器具工場を現地指導したと伝えた。金正恩氏は、同工場について一定の評価をしつつ、「一部の欠陥もある」とし、「一部建物の外壁タイル面の平坦度がよく保障されず、継ぎ目も合っていない、ある部分は壁塗りの面も均等でない」と、不満を述べた。

 金正恩氏は現地指導でたびたび不満を述べたり、時には怒りを露わにしたりする。3年前にスッポン養殖工場をした際、管理不備に激怒。支配人を銃殺させ、その視察時の動画をテレビで放映させたことがある。ただ、今回の現地指導では肯定的な評価をしている部分もあり、大事には至らないかもしれない。

 (参考記事:【動画】金正恩氏、スッポン工場で「処刑前」の現地指導】

 気になるのは、金正恩氏が現地指導で2回連続して不満を述べていることである。

 朝鮮中央通信は24日に、金正恩氏が金剛山観光地区を現地指導したことを報じた。今回の現地指導と合わせて日時は不明だが、数日前と思われる。

 金剛山観光地区の現地指導で金正恩氏は、「見ただけでも気分が悪くなるごたごたした南側(韓国)の施設」と韓国側が建設した施設を罵倒し、撤去まで指示した。金剛山観光事業を南北和解の象徴にしたい韓国の文在寅大統領に対して冷や水を浴びせた形だ。

デイリーNKジャパン

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