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最悪の場合「東京開催」剥奪も!? 小池都知事、五輪マラソン問題でIOCと徹底抗戦も…識者「都がいつまでも不満述べるなら…」 (2/2ページ)

 大会関係者の間では、札幌開催で都の費用負担が一切生じないことを今回の会議で明確化し、組織委やIOCが後日、負担のあり方を再協議する案が浮上している。

 IOC側は揺さぶりもかけている。ジョン・コーツ調整委員長は都に対し、トライアスロンやマラソンスイミング(男女10キロ)などの競技についても「暑さ対策に課題が残る」と問題提起したという。マラソンと競歩以外は移転しないことを落としどころにしようとする狙いもうかがえる。

 スポーツライターの小林信也氏は「都が主催者のIOCに逆らうなど組織として有り得ない。200万人の観衆が集まるといわれるマラソンにおいて都は300億円使ってもIOCが納得できる暑さ対策を講じることができなかった。手伝ってくれる意思を示した札幌市に対する都の態度も失礼だ」と憤る。

 小林氏はこう続けた。

 「都がいつまでも最終決定者であるIOCに不満を述べるなら、最悪の場合、マラソンだけでなく東京での五輪開催さえ変更できてしまう。今ならまだ選手も移転に対応できるため、可能な限り早い対応を求めたい」

 「アスリート・ファースト」の本気度が試されている。

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