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【日本の選択】表現の自由は「無制限」ではない 昭和天皇を侮辱するような行為は許されない (1/2ページ)

 愛知県で開催された国際芸術祭「あいちトリエンナーレ」が終了した。これほど物議を醸した芸術展は珍しいだろう。議論の対象になったのは「表現の不自由展」である。公式サイトによれば、「日本で過去に何かしらの理由で展示ができなくなってしまった作品」を、その展示が不可能になった理由とともに、あえて展示したものである。

 具体的な事例として、次のように記載されている。

 「『慰安婦』問題、天皇と戦争、植民地支配、憲法9条、政権批判など、近年公共の文化施設で『タブー』とされがちなテーマの作品が、当時いかにして『排除』されたのか、実際に展示不許可になった理由とともに展示した」

 これらの展示作品の中で批判が集中したのは、昭和天皇の写真をバーナーで焼き、灰を足で踏み付けるような映像作品であった。

 日本国憲法において、「日本国の象徴であり日本国民統合の象徴」と定められた天皇陛下の写真を焼く作品を展示することが、「表現の自由」の範疇(はんちゅう)に属するのか疑問視する声があがったのである。私も強い憤りを感じた一人である。

 国民の象徴を燃やすような「作品」を「作品」と呼ぶべきなのか疑問に感じたのだが、それ以上に不思議というか、悪意を感じたのはマスメディアの報道の仕方であった。多くのマスメディアでは、慰安婦像とされる少女像が展示されていることに対して、批判が集中しているかのような報道をしていた。

 だが、心ある国民が憤りを感じたのは、慰安婦像の有無ではなく、昭和天皇の写真を燃やすような無礼極まりない「作品」が公共の場に、税金を投入して展示されたことであった。

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