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閣僚の辞任ドミノ! 河井法相が辞表を提出…妻・案里氏陣営が公選法違反疑い 後任は森元少子化相

 河井克行法相=衆院広島3区=は31日朝、今夏の参院選で初当選した妻の案里氏=広島選挙区=の陣営が、うぐいす嬢に法定上限を超す日当を支払ったとされる公職選挙法違反疑惑を週刊誌で報じられたことを受け、法務行政への影響を考慮して、安倍晋三首相に辞表を提出し、受理された。後任には、森雅子元少子化相=参院福島選挙区=が決定した。菅原一秀衆院議員の香典配布問題での経産相辞任に続く「閣僚の辞任ドミノ」で、安倍政権へのダメージは避けられそうにない。

 疑惑を報じた週刊文春(31日発売の11月7日号)によると、案里氏の選挙事務所は、7月の参院選でうぐいす嬢を務めた運動員13人に対し、日当として法定上限の1万5000円を超す3万円を支払った疑惑があるという。領収書は日付を選挙前と選挙期間中の2枚に分割し、金額をそれぞれ1日当たり1万5000円にしたとしている。

 同誌は、河井氏の秘書が地元で、もらい物のジャガイモやマンゴーなどを配っていた疑惑も報じている。

 河井氏は1996年の衆院選で初当選し、当選7回。法務副大臣や党総裁外交特別補佐などを経て、9月の内閣改造で初入閣した。

 野党は最近、「閣僚の失言問題」や「大学入学共通テストの英語民間試験問題」をめぐり、政府・与党への攻勢を強めている。安倍政権としては、国会審議への影響を考慮し、早期辞任に踏み切ったとみられる。野党は相次ぐ閣僚の辞任について首相の任命責任を厳しく追及する方針だ。

 河井氏と菅原氏は、菅義偉官房長官の側近として知られる、先の内閣改造で、小泉進次郎環境相とともに「菅氏の推薦」で入閣した。菅氏は「ポスト安倍」の有力候補とされるが、側近2人が「政治とカネ」に絡み辞任したことで、天下獲り戦略も再考を迫られそうだ。