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五輪マラソンは札幌開催 小池都知事「合意なき決定だ」

 東京都、国際オリンピック委員会(IOC)、東京五輪・パラリンピック組織委員会、政府の4者協議が1日、都内で開かれ、五輪のマラソン、競歩の開催地は暑さを避ける目的で札幌市に変更することで決着した。唯一、反発していた東京都の小池百合子知事は「都として同意はできないが、IOCの決定を妨げることはしない。合意なき決定だ」と述べた。開幕まで9カ月を切った段階での異例の開催地変更が決まった。

 4者協議は報道陣に公開され、ほかにIOCのコーツ調整委員長、組織委の森喜朗会長、橋本聖子五輪相らが出席した。東京都が札幌移転で生じる費用を負担しないことなど4点で合意したことが報告された。

 IOCは10月16日に札幌開催計画を発表。ドーハで開催された陸上世界選手権のマラソン、競歩で棄権者が続出した事態を踏まえた理事会の決定事項だとし、札幌は東京に比べ気温が低く選手にとって安全だと理解を求めていた。

 小池氏は相談がないまま札幌への変更が公表されたことに反発。都がコースの遮熱性舗装や日陰の確保など暑さ対策に多額の費用を投じてきたと主張し、東京での開催を重ねて求めていた。

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